令和の今こそ「短波放送」を楽しむ時……かどうかは分からない

takechanです。

radiko(ラジコ)をPCで聴けるアプリが公式から出ていたのでダウンロードしたら、
初回起動時の地域判定で「愛知県」と出ました。
聴こうと思っていたのがラジオNIKKEIで、これは全国放送なのでそのままでも聴けるし、
夕方以降にならないと聴けないCBCやら東海ラジオが聴けるようになったので
むしろ好都合と思いそのままにしています。
しかしなぜ愛知県なんでしょうね。

てことで、#stayathomeの間にラジオ熱再燃中。

家にいながら海外へ

国内放送のラジオも面白いんですが、今回は短波放送について書いてみます。
いくつか前の記事で防災ラジオの選び方について書いたときに
ラジオ放送の種類には「AM」「FM」の他に
国際放送などで使われる「短波放送(SW)」というものがあるということに少しだけ触れていたかと思います。
更に言えば「長波放送(LW)」なんていうのもあるんですが、
日本ではやっていないし対応受信機も高い物が多いのでそこは無視します。w
興味を持った方は自分で調べてみましょう。

で、その短波放送(SW)とはどんなものなのか、
takechanの経験をもとに(っていっても別にベテランではないが)書いてみます。

短波放送とは

短波放送(たんぱほうそう)とは、短波を用いて音響を送る放送である。

日本では、総務省令電波法施行規則第2条第1項第24号の2に「3MHzから30MHzまでの周波数の電波を使用して音声その他の音響を送る放送」と定義[1]している。放送法施行規則別表第5号第5放送の種類による基幹放送の区分(2)にもあるので、基幹放送の一種でもある。

ということで、短波放送というのは文字通り「短波」という種類の電波を使うラジオ放送で、
周波数でいうと「3MHz~30MHz」とあります。kHzに直すと「3000kHz~30000kHz」ですね。
普通のAM/FMラジオで使う電波はどちらもこの範囲外にありますので、
短波放送を聴くためにはそれに対応した専用のラジオが必要です。
「短波ラジオ」で検索したらいろいろ出てきますね。

専用のラジオが必要

かつて日本では短波放送を聴く(BCL)のがブームになったことがあって、
その時から短波ラジオを販売し続けているメーカー製のものは定評がありました。
が、そのブームも遙か昔、最後まで短波に対応するラジオを作っていたSONYの製品も
生産終了になってしまっています。
(探せば販売しているところはあるみたい)

BCLブームの頃に「名機」と謳われたような製品もヤフオク等で見つかりますが、
名機と言われるだけあって基本的にどれも、高いです・・・・・・。

一方で、ホームセンターなどでも買える中国製の短波ラジオがあります。
こちらは価格も2,000円程度からあって、
「ちょっと聴いてみようかな?」と試すにはちょうどいい価格。
受信のしやすさではやはり高い物の方が上ですが、安いからといって何も受信できないわけではないです。
少なくともAMとFMが付いてるから全く無駄にはならないと思うw

なぜ外国の放送が聴けるのか

地球の上空には「電離層」という、電波を反射する層があります。
FMの電波はこの層を突き抜けてしまうので遠くまで届きません。
一方で、短波はこの電離層で反射するので、遠くまで届くんだそうです。

そういうことらしいです

音は悪い

いきなりネガティヴですが、短波放送は基本的に音が悪いです。
FM放送に比べるとAM放送(中波放送)も音が悪く思えますが、
短波放送を聴いた後だとAMでさえ非常にクリアに思えると思います。
それくらい音が悪いです。w

発信地が遠いこと、帯域といって使える電波の幅が狭いこともありますが
短波では「フェージング」という現象がおこります。
きれいに受信できていても、波音のようにザザーッと
ノイズが周期的に入ってきて放送が聞こえなくなることがあるんです。

短波は電離層で反射して遠くまで届く性質があると先ほど説明しましたが、
反射していろんなところを経由した電波がお互いに打ち消し合ったり、強めあったりするのが原因です。

またそうやって反射してきた電波をアテにして受信するので、
天候や季節によっても受信状況は変わってきます。
「昨日はちゃんと聴けたのに今日は全然入らない」とか
「聴いているうちにだんだん雑音が増えてきて聞き取れなくなった」とか
結構よくあるんですよね。

そして、雑音が乗りやすい。
AMラジオを電化製品に近づけると「ジー」と雑音が入りますが、
より遠くの電波を拾う短波放送はそれ以上に電化製品に影響されやすいです。
できるだけ綺麗な音で聴こうと思ったら、なるべく家電の電源を切ったり、
住宅地から離れたところに行って聴いたりする必要があります。

それも含めて「海外から届く電波」ということにロマンを感じるものだと思いましょう。
雑音ばっかりで聞こえないのがストレスになる人はストリーミング配信を見るべし。

世界が聴ける(世界中とは言ってない)

短波ラジオを使うと外国の放送をたくさん聴くことができるとは言いましたが、
「家にいながら世界中を旅している気分!」みたいなのを想像しているなら、
多分そうはなりません、残念。

日本国内で聞こえてくる言葉の8割くらいは中国語です。
残りの2割のうちの半分くらいが「中国の放送局の」英語放送、
残り半分が韓国語、朝鮮語またはロシア語です。
思ってたよりも狭い世界だなーと落胆してしまうかもしれません。
中国語が分かる人ならそれでも楽しめるんでしょうけど、
takechanは中国語が全く分かりませんので、流れてくる音楽くらいしか楽しめません。

ただ、数は少ないながらも日本語放送も行われています。
国内から発信されている「ラジオNIKKEI」のほか、
中国、韓国、台湾、北朝鮮、ベトナムなどの放送局が日本向けの番組を発信しています。
NHKの海外向け放送「Radio Japan」も受信できます。
その国の内部から日本語で発信されているというのが、またロマンを感じますね。
中国韓国はともかく、北朝鮮なんてこの日本語放送くらいしか
一般人が直接触れられるメディアがないですから、貴重です。
(重要かどうかはともかく)

あんまり「北朝鮮のラジオを受信している」って言って変な人だと思われないように気をつけましょうね。

未だにそんなことやってるのか

北朝鮮の話が出てきましたが、
放送そのもの以外にも、「海外の電波なんだなぁ」と感じられる要素があるとすれば
短波放送にはジャミング(妨害電波)による潰し合いが現在進行形で行われています。

「妨害電波」とか「ジャミング」なんていうと一昔前のスパイ映画かと思われてしまいそうなんですが、
未だにそんなことをやっている国があるんです。どこか? それは大体想像がつくはずです。

日本国内で短波放送を行っているのは実はラジオNIKKEIだけではなくて、
北朝鮮向けに日本政府と特定失踪者問題調査会というところがやっている
「ふるさとの風」「しおかぜ」という短波放送があります。

これらの放送にジャミングを発信しているのは、もちろん北朝鮮
放送が始まった当初はニュースでも取り上げられていましたね。

その他、自国の主義主張に反する放送を国内で聞けないようにする目的で、
欧米の放送局などもジャミングがかかっていることが多いです。

つまりどことは言いませんが、そんなことをやるのは社会主義の国ということです。

そのせいで日本から欧米の放送局を受信するのは非常に困難。
だから中国語ばかりが聞こえるんですね。

「放送を聞かせない」ための妨害電波なので基本的には不快な音なんですが、
音楽とか、自国の放送の再送信などで被せてくるタイプもあるようです。

これはこれでBGMになりそうだがなw

で、おすすめなの?

短波放送について思うことをいろいろ書いてきましたが、
まぁ、万人受けする趣味ではないでしょうねw

ただ、外国の情報をインターネットで簡単に引き出せる時代に
敢えて音の悪い、不安定な電波のラジオを聴いてみるのもハマる人にはハマると思うんだよね。
しかも「ラジオを聴く」という趣味は基本的には超安上がりです。
ラジオを買ったらあとは電池くらいしかお金がかかるものがありません。
そのラジオ自体もそこまで高いものではない。テレビと比べれば随分と身軽ですよ。
(機材にこだわり始めた場合はこの限りではありません)

最近写ルンですが流行ったり、昔っぽいダサいのが流行ったりしているので、
そのうちラジオブームなんかくるかもしれませんね。(どうかな

家にいてやることがない、飽きたという人は「ラジオ」を入手してみるのはいかがでしょうか?
takechanでした。