夏目漱石に憧れて?

4月ということで心機一転、
1000円の万年筆kakunoを使い始めて約1週間。
気づけば、「文字を書く」行為が意識的なものになっていました。
今まで適当なボールペンとかで書いていたものも、
万年筆を使うだけでちょっとだけ言葉を吟味して書いてる気がする。
メモをとる頻度が上がった気がする。
takechanは過去にメモを書いたはいいがそのままどっかいっちゃったり、
後で書こうと思っててそのまま忘れてたりで
仕事上の失敗もやらかしたりしてきたんですが、
(言ったとか言わないとかで身に覚えのない非を認めざるを得ない事態ほど悔しいものはないね!)
メモをとる行為がこうやって意識化されることで、
そういう失敗も防げるんじゃないかなと思うわけです。
最近じゃそういう手書きのメモをevernoteにアップするという技も習得したので、
なんでも記録してデキる社会人を目指していこうという次第であります。
takechanと同じように新卒で入社してきたマジもんの後輩(しかも男子)も出来たことだし。
うっかりしてるとあっさり追い抜かれそうでやべえ、とちょっと焦りに似た何かも感じつつあります。
それ以上に着物男子が増えて嬉しく思ってますがね。
ここは親睦を深めていかないと。

さてさて。万年筆kakunoです。
買った時に付属していたカートリッジの黒インクが、
今日確認してみたらもう残りが1/4くらいなんですよ。
書くことを意識してみたらこんなに減るもんなのか。
おそらく学生時代に使ってたらもっとペース速いんだろうけどね。

で。
インクが無くなったからにはインクを買わなければいけません。
さて、どんなインクにしましょうか、と。
kakunoにはカートリッジインクの他にコンバーターも使えるので、
前の記事でキュンキュンした色彩雫の「月夜」も入れられるんですが、
あれは透明軸のプレラを入手するまでとっておきたい。
というか、普段使いじゃなくて「とっておき」のものを書く時に使いたい。
kakunoはコンバーターとかじゃなくてカートリッジインクで気楽に使うのが本来かなーと勝手に想定しているんです。
カートリッジインクにもブルーブラックというのが用意されてまして、
瓶詰めのインクでなくても色を選んでフォーマル的な青いインクで書けるんですね。
ブルーブラックという色は昔の万年筆では当たり前に使われていた色で、
書いた直後は青くて、時間が経つと空気に触れてインクが酸化して
だんだん黒に近づいていくというなんとも面白いインクだったようです。
その黒というのが染料ではなくて、正体は化学反応で生成される鉄錆なので、
経年変化に強く退色しにくく、公文書なんかは専らブルーブラックを使用して書かれていたそうな。
ただ、インクの成分のせいで酸性が強いのでヘタするとペン先が錆びるとかなんとかで、
おそらく環境にも人間にも優しい成分ではないので、各社企業努力で退色しにくいインクを開発しまして、
現在お店に並んでいる「ブルーブラック」はそういう色の変化とかが無くて、ただ「紺色」のインクも結構多いみたい。
PILOTのブルーブラックのカートリッジもそっちの類のブルーブラックでした。
なんだ、それじゃ面白くない。
ただの青インクじゃないかと。

長い間スタンダードとして用いられていたってことで、
「万年筆といえばブルーブラックだろ!」と
カートリッジを購入してしまおうかとも思ったんですが、
青インクというのは4色ボールペンでも用意されている色なわけで、
もっと「これは万年筆で書いています(ドヤァ」な色、
かと言ってあまり個性の強くない色は無いかと思っていたんです。

…ブラウンにしました。
PILOTのカートリッジインクにはブラウンという選択肢があったもんで。
発売されたのがつい最近なのか、ネットにはレビュー記事が見つからなかったんですが、
これなら普段使いしても問題なかろう、と思います。

かの夏目漱石はブルーブラックが嫌いだったので、
セピア色のインクを買ってきて、それで原稿を書いていたらしいよ。
「余と万年筆」っていうエッセイ的なものが青空文庫にあるんですが、それに書いてました。
夏目漱石の真似じゃ無いですが、takechanもブラウンインクを使っていこうと思います。
そろそろkakunoもtakechan仕様になってきた気がする。
ペン先が買った直後よりちょっと柔らかくなってるような感じなんです。
これからもkakunoを使ってメモを取って、それをevernoteにアップして、
デキる社会人たれるように邁進していこうと思っております。
4月だしね。新しいことを始めるには最適な時期ですよね。