蓮川的写真フィルム比較【モノクロ編】

作者がフィルム写真を撮り始めたのは2008年12月。
某ヴィレッジヴァンガードで110フィルムを使うトイカメラを何気なく買ったことがきっかけです。
久しぶりにフィルムで撮る感覚。
撮った画像がその場で確認できないドキドキ感。
110フィルムという今まで使ったことのないフォーマット。
現像が上がってきて、スキャンしてみたときのノスタルジー。
デジカメには無い質感とか、モノとして画像を記録できること。
その辺の感覚にハマって、いつの間にかフィルム一眼レフまで買って写真を撮り歩くようになっていました。
中でも作者は【モノクロフィルム】が好きです。
デジカメで撮った画像をパソコン使ってモノクロ化したり、
モノクロモードに設定して撮影するのは簡単だけど、
初めからモノクロで撮るとなると、
後から色が思い出せるようにいろいろ考えながらシャッターを切ることになります。
そして、撮った後のフィルムはお店に出すよりも器具を揃えて自分で現像するほうが安いし早い。
つまりフィルムを買った後、画像を取り出すまでの全ての過程を自己完結できる。
その辺も個人的にハマるポイントです。
今回はこれまで2年ちょっとの間に使ったモノクロフィルムについて、
作者個人の印象をつらつらと書いていこうと思います。
但し、撮影にしても現像しにしても厳格にやってるわけじゃないし、
出来上がったフィルムをiPhotoで加工したり(主にゴミ取り)もしてるので、
フィルム単体での印象では必ずしも無いとも言えます。
ま、そんなんですが、いろんなモノクロ写真を載せていくつもりですので良かったらどうぞー。↓
(画像載せまくりなのできっと重いですw)

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【よく使うフィルム編】
◯Fujifilm NEOPAN 100Acros
おそらく今までで一番消費量の多いフィルム。
基本的にカッチリ写ってくれるけど真っ黒とか真っ白にはなりにくい。
ギリギリのところで細かい情報が残ってて、極端に暗い状況じゃない限りはこれで撮ります。
ISO100のため粒状性も問題なし。よほど悲惨な状況じゃない限りつぶつぶは見えません。
acros1 Nikon F60D / SIGMA 28-200mm D @ 宇都宮市街
acros2 Nikon F60D / SIGMA 28-200mm D @ 真岡線北真岡駅
acros3 Nikon F60D / SIGMA 28-200mm D @ 真岡線北真岡駅
acros4 Nikon F60D / SIGMA 28-200mm D @ 那須アルパカ牧場
acros5 Nikon F60D / SIGMA 28-200mm D @ 那須アルパカ牧場
更にカッチリさせたいときはISO80に設定して撮ります…がF60はマニュアル感度設定が出来ませんw
EOS Kissを入手してからはその手段をよく使ってます。
◯Fujifilm NEOPAN 400Presto
Acrosが置いてある割と大きめの写真屋さんには大体置いてある定番モノクロフィルム。
ISO400なので多少暗くても手持ちでバッチリ撮れます。
若干つぶつぶが見えることもありますが。
しかしISO100のカッチリが好きになってきたので2009年以降使う出番が減っている、そんなフィルム。
嫌いになったわけじゃないですが。
presto1 EOS Kiss / EF28-80mm @ 宇都宮大学
presto2 Nikon F60D / SIGMA 28-200mm D @ 宇都宮市街
presto3 Nikon F60D / SIGMA 28-200mm D @ 真岡線真岡駅
presto5 EOS750QD / EF35-70mm @ 宇都宮大学
presto5 Nikon F60D / SIGMA 28-200mm D @ 宇都宮二荒山神社
Acrosは物の質感を表現するフィルム、
Prestoはその場の雰囲気を表現するフィルムだと思う。
◯Kodak T-Max 100 (100TMX)
最近使ってみて一気に気に入っているフィルム。
Acrosと同じISO100、そしてカッチリした感じ。
Acrosよりちょっと安いw
お店に出すと「T-Max Developer指定」ってことで現像料金が跳ね上がるらしいですが、
自家現像ラーには全く関係の無い話です。
むしろ、T-Max Developerは最初から液体で売っているので、
現像液を作るときに粉を溶かす作業が要らなくて楽です。
粒状性は自分の知っているモノクロフィルムの中では最高に良い。つぶつぶが全く見えない。
tmx1 EOS Kiss / EF 50mm 1.8 Mk II + MC closeup no.2 @ 宇都宮大学
tmx2 EOS Kiss / EF 50mm 1.8 Mk II @ さくら市氏家
tmx3 EOS Kiss / EF 50mm 1.8 Mk II @ 宇都宮大学
◯Kodak T-Max 400 (400TMY-2)
基本的には100TMXと同じ感じ。ちょっとこってり気味かも。
(作者がISO400だからと暗いところばっかりで使ってるせいの気もするが)
ISO400なのにつぶつぶしてないって結構すごいんじゃないか。
tmy1 EOS Kiss / EF 50mm 1.8 Mk II @ 宇都宮大学
tmy2 EOS Kiss / EF 50mm 1.8 Mk II @ 宇都宮大学
tmy3 EOS Kiss / EF 50mm 1.8 Mk II @ 宇都宮大学
◯Kodak Tri-X (400TX)
モノクロフィルムのグローバルスタンダード、トライX。
ISO100が標準だった時代にISO400でどんな状況でも撮れて、
そして写りが文句なしだったってことで報道分野では長い間支持されてきたフィルムだそうです。
そんなフィルムなので「アートな写真」を撮ろうと思ったらコレが一番使いやすいと思う。
身の回りのものを40年くらい前のもののように写せるかも。
TMYと違って昔ながらの設計なのでつぶつぶを無くそうという工夫はありません。
そのせいで何気ない風景もざわざわして面白い。
tx1 EOS Kiss / EF28-80mm @ 宇都宮市街
tx2 EOS Kiss / EF28-80mm @ 実家
◯Lucky SHD 100
ヤフオクとか通販でよく見かける中国製フィルム。
期限の切れてない10本セットが\2000とかで売ってて、
他のフィルムが@300円位なのを考えると飛び抜けて安い。
100TMXのようなカッチリした写り方をしつつも、
400TXのようなつぶつぶが出ている不思議なフィルム。
それより特徴的なのは、アンチハレーションが無いので
強い光が当たるとカメラ内で乱反射おこしてそのまわりがふわふわになることか。
万能では無いんだけど、なんとも面白くてつい使っちゃうフィルム。
写りとは関係ないけど、フィルム缶がカシメてないタイプ?なので自家現像するとき開けやすい。
shd1 Nikon F60D / SIGMA 28-200mm D @ 那須アルパカ牧場
shd2 Nikon F60D / SIGMA 28-200mm D @ 場所不明
shd3 EOS Kiss / EF28-80mm + MC Closeup No.2+3 @ 自宅
…ここまでは何度も使っているお気に入りフィルム。
作者が写真撮りに行くときは大体Acros、TMX、TX、そしてSHDあたりはフィルム入れに入ってます。
以下は過去に使ったことがあるおもしろフィルム達。
◯Ilford Delta 3200 & Kodak T-max P3200(TMZ)
※TMZは生産終了になってるらしいです。
ISO3200のフィルムを2種類まとめて紹介。
主に夜間撮影とかフラッシュが使えない状況用の超超超高感度フィルムです。
ISO100とISO400で比較して分かるとおり、感度が高いほどつぶつぶが目立ちやすくなりますが、
ISO3200ともなるとつぶつぶどころかジャリジャリですw
昼間にこれが入ったままで出かけると最高速でも切れなくてどうしようもなくなります。
まぁ、そんなわけで使える状況がかなり限定されますがおもしろいフィルムです。
tmz1 TMZ – EOS750QD / EF 35-70mm @ 国道123号線
delta1 Delta3200 – Nikon F60D / SIGMA 28-200mm D @ 宇都宮大学
delta2 Delta3200 – Nikon F60D / SIGMA 28-200mm D @ 自宅
delta3 Delta3200 – Nikon F60D / SIGMA 28-200mm D @ 宇都宮市街
delta4Delta3200 – EOS750QD / EF 35-70mm @ 宇大工学部前
TMZの写真の右端に写ってる異様なものは霊でも何でもありません。
現像リールに巻くときに失敗して乳剤が残ったままになった部分ですw
◯Fujifilm MINICOPY HR II (※生産終了)
富士フィルムからつい最近まで出ていた文献複写用フィルム。
文献を撮影してそれを大伸ばしにしても綺麗に文字が読めるように、というフィルムなのでかなり粒子が細かい。
まずつぶつぶが見えるようなことはありえない。
そして文献複写なのでグラデーションは必要ないってことで、
「真っ白」「真っ黒」しかないカッチリどころじゃなくガチガチな写真が撮れる!
カッチリ写真大好きな作者はこれを常用したいくらいだったのだが、
ISO 6という前代未聞の超低感度だったため
快晴じゃない限り手持ちで撮れなくて使いにくいフィルムでした。
他に類を見ないガチガチが密かに支持されてたらしく去年くらいまではお店でも見かけたんだけど、
「文献複写にはスキャナ使えよ!」ってことにフジの中の人が気付いちゃったらしく遂に無くなった。
mini1 EOS750QD / EF 35-70mm @ 宇都宮大学
mini2 EOS750QD / EF 35-70mm @ 宇都宮大学
mini3 EOS750QD / EF 35-70mm @ 自宅
3枚目の写真は「コスプレした自分を鏡に写して自撮り」してますが、
果たして作者は何のコスプレをしているでしょうか?w
分かった人超すごい。
ちなみにF60Dは感度設定がISO25~なのでこれを入れても巻きあげてくれなかった。
◯Ilford XP2 super 400 & Kodak BW400CN
またしても同じ系統のフィルム2種類をまとめて紹介。
今までに載せてきたモノクロ写真を見て「自分もモノクロで撮ってみたいっす」と思った人が
どれくらいいるのかは分かりませんが、モノクロフィルムをお店にだすと、
普通のカラーネガと違ってお店の中では処理をやってもらえません。
本部かどっかの拠点に集めてまとめて処理した後、またお店に戻ってくるので、
長いと2週間とか待たされます。(それが嫌で自家現像してるんですがね)
「自家現像はめんどくさいし、長い間待つのもだるいなぁ。
カラー現像と同じように出来るモノクロフィルムって無いの?」
ということで、この2種類です。
この2つはカラーフィルムと同じ処理をするのでお店で現像してもらって、
1時間くらいでプリントを持って帰ることが可能です。
(※たまにお店の人が知らなくて、モノクロ処理に出されそうになりますがw)
Ilfordというのは写真を撮らない人には馴染みのない会社名かもしれませんが、
イギリスにあるモノクロフィルム専業のフィルムメーカーです。
そこが出してるんだから、カラー処理するやつでもしっかり写ります。
もちろんKodakも超老舗ですからきちんと写ります。
一応それぞれの特徴を書くと、
Ilford XP2 : 灰色のグラデーションが綺麗で柔らかめの感じ。
出来てくるネガはモノクロフィルムらしく灰色というか紫っぽい感じの色。
Kodak BW400CN;XP2よりちょっとカッチリ。
出来てくるネガはカラーと同じでオレンジっぽい色。
モノクロをとりあえず撮ってみたい人にはコレ超オススメ。
bw400 BW400CN – EOS750QD / EF 35-70mm @ 宇都宮大学
xp2 XP2 super – HOLGA135BC @ 自宅
◯FOMAPAN 200(※生産終了)
チェコのフォマっていう会社で作ってるモノクロフィルム。
宇都宮ヨドバシに置いてあってなんじゃこりゃと物珍しさで買ってみたやつ。
つぶつぶがけっこう目立つ。
ねっとり黒い。カッチリではない。
foma1 Nikon F60D / SIGMA 28-200mm @ 自宅
foma2 Nikon F60D / SIGMA 28-200mm @ 幕張本郷
ISO100とISO400もあって、ISO200だけが生産終了になったらしい。
◯Fujifilm NEOPAN SuperPresto 1600(※生産終了)
富士のネオパンの中で一番感度が高かったやつ。
1600ってなんか…中途半端で使いにくいよね。
ちょっと暗いなら400でなんとかなるし、真っ暗なら3200使うし。
聞いた話だとPrestoは増感して1600にも出来るらしいし。
そんなわけで存在意義を失っていつの間にか消えていた。
とりあえずカッチリとは違うけど白黒はっきりしたフィルムだったなぁという印象。
superpresto1 Nikon F60D / SIGMA 28-200mm @ 鎌倉
superpresto2 Nikon F60D / SIGMA 28-200mm @ 鎌倉
superpresto3 Nikon F60D / SIGMA 28-200mm @ 鎌倉
◯Fujifilm NEOPAN 100SS
昔は「ネオパンS」だの「ネオパンSSS」だの「ネオパンF」だのいろいろあったらしい。
しかし、AcrosがあればSSを使う理由って何も無いんだよね。
SSといえばこれ!という特徴が作者には見つかりませんでした。
ss1 EOS750QD / EF35-70mm @ 自宅
◯Kodak Plus-X Pan (125PX)
しっとり系の写りだと思う。
作者の好みではなくて1本しか使ってない。
125のところを100にして使ったらもうちょっとカッチリするのかな。
px1 EOS750QD / EF 35-70mm @ 宇都宮大学
…以上です。
思いの外長くなりました。
途中で若干飽きてきたけど後戻り出来ずに結局最後まで書き上げましたよ。
モノクロフィルムでコレだから続編があるのかもちょっと微妙…
あ、でもカラーネガもポジもモノクロほどあんまりいろんな種類に手を出してないから、
次回(あるとすれば)はあんまり長くないかな…。
さて、長々とお付き合いいただきましてありがとうございました。
じゃじゃ。

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