You、きもの着ちゃいなYO! その1

昨日の日記に書いた計画ですが、
結局今日ヨドバシに行ってiPod touch 8GB本体をゲットしてきました。
iOS 4が思った以上に便利。
第1世代を予約して買って(去年タッチパネルが完全死亡しましたが)
以来の最新型touchは全く別物になっていた。
アップルストアでの買い物は社会人になって新しいMacを買う時までおあずけ。


それでは、今日の本題。
作者が卒論で扱っていた「現代の日本人と着物」について、
せっかくなのでまとめたり新しく考察を加えたりしてBlogにも書いてみようと。
普通なら卒論というのは提出してまもなく大学を卒業するわけですから、
自分の書いたものをじっくり読み返す機会ってのもなかなか無いと思うんですが、
作者は奇特にも1年間読み返し放題の期間を貰ってしまったので、改めて読むと
「ここちょっとおかしくね?」なところも見つかったりするのです。
そういうのも含めて、新しくまとめ直したものを書いてみようかと。
ただ、ここで正式な論文を掲載しようというつもりではないので、
資料を提示したりとかは基本的にしません。但し嘘は書いてませんので。
そもそもの大前提として、
「着物は日本の民族衣装なのに、なんで着てる人がほとんどいないの?」
「もっと日常的に着ることって出来ないかね?」

というところから作者は考え始めました。
・日本人が着物に関する関心をすっかり無くしてしまった。
・着物よりも後から入ってきた洋服の方がなんかしっくりきた。
・生活基盤が洋服寄りに形成されたので今更戻りにくくなってしまった。

作者の立てた予測は以上3つ。
で、このうちいくつが的中していたか。
・日本人が着物に関する関心をすっかり無くしてしまった。
経済産業省が20-40代の女性を対象に行ったある調査によると、
「着物をこれまでに着たことがある」人は約86%、
「着たことはないけど、今後着てみたい」人は約6%、
合計すれば90%を超える人が着物に関心を持っているということになります。
ということで、着てる人を見かけないからといって関心を無くしたわけでは無いらしい。
・着物よりも後から入ってきた洋服の方がなんかしっくりきた。
今でこそ物心ついた時から洋服だけを着てきた人がほとんどなのでそんな気もしてきますが、
洋服が紹介された頃の世代に直接聞いた話だと「窮屈でしかたなかった」とのこと。
というのも、洋服は紹介されても「洋風下着(パンツ)」が普及するのはずっと後のことで、
褌締めた上に洋服を着てたわけです。そりゃトイレもしにくいだろうし不便だろうよ。
そんなわけでスーツ着て会社に行ってるお父さんも、
家に帰ってくるなり着物に着替えてくつろぐ。波平さんスタイルの人が多かったようです。
余談ですが、現代に着物が普及しない理由の1つとして
「下着」っていうのはけっこう大きな理由だと思うんですよ。
洋服+褌、和服+パンツ、どっちも変な組み合わせのせいで着心地が悪い。
ま、そんなわけで洋服の方がしっくり来たわけでも無いらしい。
・生活基盤が洋服寄りに形成されたので今更戻りにくくなってしまった。
ま、結局これなわけですが。
要は「着物着てなくても不便しない」社会になったし、誰も着てないから着なくていいやと。
みんなでそうやってるうちにいつの間にかすごく縁遠い存在になってしまったわけですよ。
最初に挙げた調査で「着物を着たことがある」と回答した人のうち、
「機会があればいつでも着ている」人が一気に約10%になってしまうのも結局そういう理由なのですよ。
「なんか、着物って難しそう、めんどくさそう」
着たいと思っても誰もが考えているわけです。
で、普段着ない人にその理由を聞いた結果がこちら:
「着付けが出来ない」73.5%
「手入れが出来ない」49.6%
「着こなしが分からない」48.7%
もう「難しくて手に負えないよー[emoji:e-263]」という心の声が伝わってきそうな感じですw
おそらく多くの人は着物に対してそういう「特別意識」を先入観として持っています。

・高い
・動きにくそう
・「格」とか季節の決まりがなんかめんどくさい

他多数。
ではやはり、「日常的に着物を着る」ことは無理なのかといえば、
全然可能、むしろ推奨なくらいです。
◯「高い」「動きにくそう」な着物というのは「着物」という衣服のカテゴリの中の一部のものでしかない。言わばモーニングコートは日常着には適さないけどそこから「洋服は高いし動きにくそう」というのと同じこと。普段着に着られるような着物というのはもっとたくさんある(けど、儲けにならないので店頭に並ばないんだなー)。
◯着物に関するいろんな決まり。これが今のように体系的になり始めたのは明治以降、ほぼ今のように固定化されたのは戦後だという話もある。だからこの決まりは「昔から受け継がれてきたものなんだから絶対に守らないと!」というものではない。そりゃ当然体系化される以前に、身分ごとにドレスコードみたいなものはありましたけどね。それに体系化される過程で結構無理やり1つに決められたようなものもありますし。1000年以上の歴史の中で時代ごとに変化を遂げてきた和服ですから、その決まりをこれ以上変えちゃいけないなんてことは全く無いのですよ。
というわけで、次回は日常的に着物を着ようと思ったときの問題をひとつずつ解決していこうと思います。
(ここまでで予想以上に長くなったので無理やり中断w)
じゃ。

とか書いてそのまんま4年放置してたわw

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Posted by takechan